9月14日に「第40回国民文化祭」と「第25回全国障害者芸術・文化祭」、統一名称(愛称)「ながさきピース文化祭2025」が開幕するのを前に、長崎港でテロを想定した合同訓練が行われました。
長崎市の松が枝岸壁での訓練には、県警や長崎海上保安部、長崎税関など12機関から90人が参加しました。
長崎海上保安部 真崎和彦部長:
「テロ行為が万が一発生する事態などを想定し、我々は最大の準備を整えておく必要があります、また開催まであと10日に迫った国民文化祭において、天皇皇后両陛下が本市を行幸啓され、重責を担う使命感を持って、万全の態勢で臨まなければならない」
訓練は、長崎港松が枝岸壁に入港する外国籍の旅客船にナイフを持ったテロリストが乗船している想定です。警察官が船に乗り込み、乗客・乗員を安全に避難・誘導する手順を確認した後、テロリストを取り押さえる訓練をしました。
海上では、停船指示に応じない不審船に対して発砲し、不審者を制圧する訓練を行いました。
ながさきピース文化祭は、9月14日から、11月30日まで開催され、県内各地で音楽や演劇、伝統芸能など、約180のイベントが開かれます。天皇皇后両陛下は、12日(金)から3日間の日程で県内を訪問され、初日と2日目は長女 愛子さまも同行されます。両陛下は14日(日)にアルカスSASEBOで行われる開会式に出席される予定です。