従業員の健康づくりを推進する「健康経営セミナー」に、諫早市出身の元体操選手、内村航平さん(36)が登壇し、「最高のパフォーマンス」を引き出す秘訣を語りました。
オリンピックでは個人総合2連覇を含むメダル7つ。世界体操競技選手権でも個人総合6連覇、世界最多のメダル21個を獲得し、「キング」の愛称で親しまれる内村航平さん(36)。
健康経営支援に取り組む保険グループ「アクサ生命」が開いたセミナーで、県内の経営者ら129人を前に、心身の健康が仕事のパフォーマンスにどう影響するかを語りました。
最高のパフォーマンスを発揮するために重要なこととは…。
内村航平さん:
「本番を想定した圧倒的な準備。何種目目にミスが出やすいかとかっていうのをいろいろ想定してやるんですけど、それを普通の人が想定しうるのが100項目あるとすると、僕の場合は1億項目くらい想定して、もう考えられるミスの場面をすべて想定しきっているのでミスが出ない。だから最高のパフォーマンスが出る。それだけの準備をしてきたっていう自信にもつながる」
「健康経営」とは、従業員が健康で、高いパフォーマンスを発揮できる環境をつくることが、生産性の向上など企業の成長につながるという経営手法です。
県などは現在、県内の1339事業所、590社を、健康経営の推進を宣言し、取り組んでいる企業として認定しています。