18日朝、「長崎市体験の森」の敷地内に張られたテントの中で若い女性の遺体が見つかりました。テントからは意識不明の男性と使用済みの練炭も見つかりました。
小柳亮雄記者:
「テントは、車も通るこの道のすぐ傍、この辺りに立てられていたということです」
けさ9時半ごろ、長崎市茂木町の長崎市体験の森で「17日からテントが張られていて、声を掛けに行ったら人が倒れていた」と施設の職員から110番通報がありました。長崎署によりますとテントの中からは10代後半から20代とみられる男女が倒れた状態で見つかったということです。
駆けつけた救急隊が女性の死亡をその場で確認し、男性は意識不明の状態で救急搬送しました。女性に目立った外傷はないということです。
通報した職員によりますと17日午前10時ごろ、清掃スタッフが野営区域外に張られたテントを発見し、別の職員が声を掛けに行きましたが、返事がなかったため、所定の場所にテントを張るよう注意書きのメモを残していました。
18日午前9時半ごろ、メモ書きが残されたままだったことから、職員がテントの下から中をのぞくと、口から白い何かを出して倒れている人を発見し、消防や警察に通報したということです。
警察によりますとテント内からは使用済みの練炭が見つかりました。
警察は事件や事故、自殺の可能性もあるとして2人の身元や関係性、発見前の行動などを調べています。