西彼・長与町で昨夜46歳の息子が75歳の母親を包丁で刺し殺す事件がありました。息子は「母親から文句を言われて口論となり、カッとなって刺した」と供述しています。
小栁亮雄記者:
「事件は閑静な住宅街の一角で起きました。現在住宅の前に規制線が張られています。今、車の中から警察官が出てきました。これから住宅の中に入って捜査が始まる模様です」
西彼長与町平木場郷の無職、小西博己容疑者(46)は、3日午後7時ごろ、自宅で、同居する母・幸子さん(75)の胸などを包丁で複数回刺し、殺害した疑いが持たれています。犯行直後、「親を殺しました」と自ら110番通報しました。
駆け付けた警察官が1階の台所に倒れている幸子さんと、血液が付着した凶器の包丁が近くに落ちているのを発見し、午後7時25分に殺人未遂の容疑で現行犯逮捕しました。
幸子さんは、意識不明の状態で救急搬送され、午後8時28分に病院で死亡が確認されました。胸に複数の刺し傷があり、首付近にも傷があったということです。
小西容疑者は両親と3人暮らしで、父親は当時仕事で外出していました。
付近住民:
「きのうも朝からご主人とは挨拶してましたけどね、私は。(小西容疑者は)出ないんですよ、外に。だから会うことないんですよ(外に)出ないから。仕事行ってなかったですもんね」
小西容疑者は調べに対し、「母親から文句を言われ、口論となり、カッとなって殺すつもりで刺した」と容疑を認めているということです。
警察は容疑を殺人未遂から殺人に切り替え、詳しい動機や経緯などを調べています。