イチゴの出荷時期を迎えるのを前に、JA全農ながさきは、去年収穫量が多かった県内の農家を表彰しました。
長崎市で開かれた「いちご出荷協議会」には、JAや県内外の青果市場の関係者、農家ら約100人が出席しました。
JAグループが取り扱うイチゴの出荷量は長崎県が全国3位。県産のイチゴの主な品種は、大粒で甘みと酸味のバランスが絶妙な「ゆめのか」と、酸味が少なく上品な味わいの「恋みのり」です。
南島原市のイチゴ農家・本多衛治さん(44)は、去年、「ゆめのか」を県内で最も多い8.5トン出荷し、県知事賞を受賞しました。
南島原市のイチゴ農家 本多衛治さん(44):
「夏場の高温から厳しい栽培状況だったんですけど、何とか粘り強く努力して、努力して、努力して、何とか平年並みの出荷量を取ることが出来ました」
今年も猛暑でイチゴの苗が十分に根を張らず、日焼けしたことによる影響が懸念されていますが、去年を上回る収穫量を見込んでいます。
JA長崎は8000トンの出荷を計画し、キロ単価1450円、115億円以上の売り上げを目指しています。
南島原市のイチゴ農家本多衛治さん(44):
「今作は果実の形も重さも味も良いですし、良いイチゴが出来ると思っています」
イチゴの出荷は11月中旬に始まり、12月上旬にピークを迎えます。