学生ならではのユニークな発想で社会に役立つ開発品やアイデアを発表するコンテストが長崎市で開かれました。
亀山電機が主催した「学生ものづくり&アイデアコンテスト」には、佐世保高専と長崎総科大から13チームが出場しました。
「AI」や「IoT」「ロボット」「DX」の4つをテーマに各チームが社会に役に立つ開発品やアイデアを審査員の前でプレゼンしました。
若者をターゲットに観光スポットで使えるアプリを開発したのは、佐世保高専のチーム「3K」。観光スポットに設置したQRコードを読み取るとその地を連想させるものと一緒に撮影が楽しめる仕組みで例えば、眼鏡橋の前では眼鏡の雨が降っているような光景の中で写真が撮れるようになります。
佐世保高専2年・小宮紗幸さん(17):
「島原城のような歴史的価値がある観光地にQRコードを設置すれば、ARの写真を撮りに実際、観光地に足を運んでくれる人が増えると思う」
審査の結果、チーム「3K」は銀賞(賞金5万円)を受賞しました。
金賞を受賞した同じ佐世保高専のチーム「REDDO」は、メンバーの祖母が転倒して骨折した実体験から、高齢者が使う「杖」に着目。認知症で行方不明になる場合も想定し、居場所をすぐに把握できるようGPS機能を搭載し、転倒時など強い衝撃を検知したら家族のスマートフォンに自動で知らせる杖を開発しました。
「REDDO」には賞金10万円と海外旅行券が贈られました。