水産県長崎の優れた水産加工品を審査する品評会が開かれました。
県が主催した品評会は、水産加工品の品質や製造技術の向上を目的に毎年開催されていて今年で63回目です。県内各地の業者が出品したかまぼこや、アジやサバの加工品など、210点が並び、味や見た目、パッケージのデザインなどを生産者や市の担当者ら26人が審査しました。
審査員:
「主婦の方が主に手に取りやすい商品が増えてきているのではないかと思いますね。市場のニーズ、消費者のトレンドを考えた商品のつくりになっていると思う」
審査員:
「そうですね、イワシの味がしっかり利いているかなと思います。長崎らしさをしっかり出せていればいいのかなと思います」
審査員:
「原材料の中身やパッケージのデザインも当然そうだと思うので生のものも加工品も、レベルが高いのではないかと思います」
長崎は、水産物の水揚量が全国2位の水産県ですが、加工品の生産額は20位に留まっていて、県の担当者は、「原料の供給県という位置づけを脱却したい」と話しています。
県水産部鈴木正昭課長(審査員長):
「全国2位の水揚げの水産王国ですから、加工についても、全国で胸を張れるよう、もっともっと成長していける余地があると思うので、我々も一生懸命応援していきたい」
入賞した15の商品は、28日(金)の表彰式の約1週間前に発表されます。