子どもたちがかわいい演技を披露!長崎市立諏訪小学校で「諏訪っ子くんちフェスティバル」が開かれました。
全校児童約400人が参加した諏訪小の伝統行事「諏訪っ子くんちフェスティバル」。子どもたちは、10月27日からの5日間、踊町の人たちから演し物の指導を受けてきました。
まずは「南蛮船」。異国情緒あふれる船を一生懸命、ダイナミックに曳き回しました。
長采・新ケ江壮太さん(11):
「長采の堂々感を出すところがとても難しかった。(将来は)根曳をやりたい」
続いては「鯨の潮吹き」。大・中・小3つの鯨を操り、勇壮に曳き回しました。
永富朝陽さん(12):
「練習では声が出てなくて少し心配だったけど、本番はみんな、観客の皆さんも声を出してくれてすごく良いものになったと思います」
次は、今年の長崎くんちにも出演した「川船」。網打船頭を務めたのは、6年生の吉田莉子さん(12)。堂々とした網打ちを見せ、根曳たちも負けじと渾身の船回しを見せます。
網打船頭・吉田莉子さん(12):
「一生懸命やれたので自分的には100点です」
続いては「鯱太鼓」。諏訪っ子くんち唯一の担ぎものです。空に放った山車を片手で受け止める勇壮な演技、観客の「もってこい」に何度も応え、会場を盛り上げました。
長采・本庄羚乃さん(11):
「悲しくて…終わるというのが、それで泣きました。一生忘れない奉納になりました」
続く「七福神・寳船」では、かわいらしい七福神が祝いの踊りを見せた後、子どもたちが豪快に寳船を曳き回しました。
米倉さくさん(11):
「みんな見ていて緊張したけれど、自分たちが楽しめたので良かったです」
トリを飾ったのは「龍踊」。月に見立てた金色の玉を追う「玉追い」や、見失った玉をとぐろを巻いて探す「ずくら」などを披露。3体の龍が勢いよく駆け回りました。
山下麗愛良さん(12):
「6年生なのでこれで最後だったからめちゃくちゃ楽しかったし、全部大成功したのでうれしかったです」
秋空の下、諏訪小の運動場には、子どもたちの元気な声と大人たちの「モッテコーイ」の声が響いていました。