1951年以来の春の選抜甲子園出場を目指す長崎西の相手は、福岡1位代表の九州国際大付属。スタンドには、試合を終えたばかりの長崎日大の選手たちも応援に駆けつけました。
長崎西は1回戦、7回2失点の力投を見せた背番号1の右腕、熊が2試合連続の先発登板です。1回、相手に先制点を許すと、2回にはアクシデントが… ピッチャーライナーが熊の右腕に直撃。急遽、県大会決勝を1人で投げ抜いた坂田が登板します。
その後、1点を失い2点を追いかける長崎西は6回。2つのフォアボールなどで2アウト満塁のチャンスにキャプテンの桑原!しかしここはピッチャーゴロに倒れ、得点とはなりません。
3点を追う7回にもフォアボールやデッドボールで2アウト2、3塁とチャンスを広げますが得点を奪えず。
詰め寄りたい長崎西は8回、ここまでチーム唯一のヒットを放ち、投打でけん引する坂田。ツーベースヒットを放ち4打席連続で出塁すると、再びチャンスにキャプテン桑原。しかし、サードゴロに倒れ、反撃とはなりません。
8回にも2点タイムリーを許した長崎西。2回以降、毎回出塁するもあと一本が出ず、0対5で九州国際大付属に敗れました。
【長崎西2年・熊寛生選手】
「腫れて力が入らなくなって、ボールが結構投げにくいという感じだったので、絶対に勝たせるピッチングをしようという思いで投げていたんですけど、自分が何もチームにしてあげられなかったなと悔しい気持ちです」「悔しい思いはどこのチームよりもしていると思いますし、借りを絶対に夏に返して甲子園に絶対に行きたいと思います」
【長崎西2年・坂田啓太郎選手】
「フォアボールで出したランナーで失点したり、自分の中の課題が見つかったと思うので、この冬で課題をちゃんと克服して、この悔しさを返せるように頑張ります」
【長崎西2年・桑原直太郎主将】
「途中まではいい試合展開が出来て、自分たちの想定内の試合が出来ていたんですけど、なかなか最後の一本が出ずに自分たちに流れが持って来られず
悔しい試合になりました。この冬、全員でしっかり鍛えて春と夏で九州大会、全国大会に行けるよう頑張るので、また応援よろしくお願いします。ありがとうございました!」