第157回九州地区高校野球県大会の準決勝第1試合は、今年夏の準決勝と同じカード。九州文化と長崎日大による激しい打ち合いとなりました。
まずは、1回裏。1点を追いかける長崎日大の2番・鶴山虎士。けがの影響で準々決勝前まで登録メンバー外だった鶴山のライトポール際へのホームランで同点に追いつきます。 続く2回表。九州文化、この回先頭の6番・山下大翔。両翼がビッグNより6m短い佐世保野球場で、この日2本目の柵越えホームラン。 その後、両チームともに点を取り合い、九州文化が2点リードで7回へ。7回裏、長崎日大は1塁にランナーを置き、ここまでホームランを含む3打数2安打2打点の鶴山がこの日2本目、チームを救う同点アーチで、試合を振り出しに戻します。 そして、同点のまま迎えた9回裏。長崎日大はサヨナラのチャンスで、5番・平野の一打が相手のエラーを誘い、長崎日大が劇的サヨナラ。夏の悔しさを晴らし、センバツ甲子園に向けて、3季ぶりの九州大会出場です。 今大会試合中の脱臼で戦線離脱した背番号9・竹内剛選手。代わってライトでスタメン出場したのが背番号11・鶴山虎士選手。 長崎日大2年鶴山虎士選手:「出られなくて一番悔しいのは剛なので、剛の分まで絶対に打とうと思ってました」
長崎日大2年竹内剛選手:「感動しました。きょうは虎士のおかげで勝てたみたいな感じだったので、本当に負けてられないなって思いました」