秋の大祭長崎くんちは9日、3日間の祭りに幕を閉じました。9日夜、浜町のアーケードには、各踊町の最後の演技を見ようと多くの観衆が集まりました。
新橋町は「本踊阿蘭陀万歳」。賑町は「大漁万祝恵美須船」。榎津町は「川船」。
網打船頭・古賀優多さん(9)の網打ちは見事、一網打尽!観衆を沸かせました。
網打船頭・古賀優多さん:「人がいっぱいいたからこそ、頑張ろうという気持ちになったので頑張れた」
午後10時37分、奉納踊と庭先回りを終え、諏訪町の龍踊は町に帰りました。最後は、感謝を込めた渾身の「仕舞踊」。疲労もピークの中、龍方たちの表情は笑顔にあふれていました。町にこだまする万感の「モッテコーイ」。青と白の「双龍」が優雅で、勇壮に、美しく舞いました。
龍方・山下俊雄さん:「力を振り絞って最後までやり遂げられたというのがあって応援してくれた方々には感謝の一言です。くんちが終わったら今度は奥さんの方に尻尾を振って機嫌を取っていかないといけないのかなと、ハハハ」
最後は町一体となって奉納の無事達成を祝いました。