4日に行われた自民党総裁選挙は高市早苗氏(64)が決選投票を制し、初の女性総裁が誕生しました。県内の政界関係者や市民の声は。
高市氏は決選投票で国会議員票149票、都道府県連票36票、合わせて185票を獲得し、小泉氏を29票差で上回り新たな総裁に決まりました。自民党長崎県連の党員・党友による選挙の開票結果は、有効投票数1万823票のうち高市氏がトップの4389票、続く林氏が3430票、小泉氏が2576票、小林氏が244票、茂木氏が184票でした。
自民党県連・中島浩介幹事長:
「皆さんの期待が経済対策、物価高騰も含めてこれを一番にスピード感を持って本人もやるとおっしゃってますので大いに期待しているところでございます」
高市氏を支持した県連会長の加藤竜祥衆院議員(45)は「自民党が再び一丸となり、一つひとつ確実に取り組むことこそが、国民の信頼回復につながると確信している」とコメントしました。
林氏を支持した古賀友一郎参院議員(57)は「党の信頼回復と経済の再生を始めとする諸課題にリーダーシップを発揮され現下の難局を乗り越え、国家国民のため日本を牽引していただくことを心から期待する」としています。
林氏を支持した山本啓介参院議員(50)は「しっかりとしたリーダーシップの発揮を期待したい。国民に寄り添う政治を共に進めていきたい」と話しました。
林氏を支持した金子容三衆院議員(42)は「物価高をはじめとする課題に真摯に向き合いながら、誰もが安心して暮らせる持続可能な社会の実現に向け、党一丸となって取り組む体制を築いてほしい」としています。
自民党と連立を組む公明党は―。
公明党県本部・宮本法広幹事長:
「政治とカネの問題についてはまだ未解決の部分が多いかと感じていますので、そういったところにも着手して、しっかりと結論を出していただきたいという思いであります」
県内の野党幹部は―。
立憲民主党県連・山田朋子代表:
「野党連携という意味では小泉さんの方が若干うまくいくと思っておりました。(ガソリンの)暫定税率廃止などまた参議院選挙で公約に自民党が挙げていた物価高対策の給付金。こういったものをとにかくスピーディーに対応いただきたいと思っております」
国民民主党県連・中村泰輔幹事長:
「高市新総裁は積極財政をおっしゃっておられますので、国民民主党の政策と重なる部分があると思います。今後、国民民主党の政策を推進していただけるような形でぜひともやっていただきたい」
共産党県委員会・堀江ひとみ委員長:
「政治の中身そのものは何ら変わらずに、表紙を変えただけの政治というのは果たして国民からの信頼を得られるのかどうかというのも問われているのではないかと思います」
高市新総裁の誕生を県民はどう受け止めたのでしょうか。
市民(20代):
「どっちになったんですか?(高市さんです)高市さんになったんだ。じゃあ女性初だ。歴史的瞬間かなと思います」
市民:
「女性の力を発揮して、本当に変えて、自民党全体を。裏金問題からどうにかしてもらいたいです」
市民(70代):
「自民党そのものが非常に信頼性に乏しくなってきているような状況を感じます。一方で、日本の政治そのものがちょっと混乱した状況になっているなという懸念はあります。まあ、結果を見るよりしょうがないんじゃないかなと思っています」