自民党の総裁選挙は石破元幹事長が決選投票を逆転で制し、新総裁に選ばれました。新しい日本のリーダー誕生に県内では…。
決選投票では石破氏が議員票189票・党員票26票、合わせて215票。
高市氏が議員票173票・党員票21票、合わせて194票で
石破氏が新総裁に選ばれました。
自民党長崎県連の党員・党友選挙の開票結果は、
高市氏が3787票、
石破氏が3607票、
林氏が2122票、
小泉氏が1955票、
上川氏が347票、
小林氏が303票、
加藤氏が186票、
茂木氏が163票、
河野氏が131票でした。
(選挙人数2万3785人、投票総数1万2630票、有効投票数1万2601票[無効投票数29票]投票率53.10%)
自民党長崎県連・前田哲也幹事長:
「外交面含めて安定しているという思いがありますが、石破さんは地方のことをよく分かって下さっているので、そういう意味であれば長崎県連としては全体として物価高対策とか経済対策、地方創生、長崎県を発展させるために地理のことを分かっている石破さんがなっていただいたことは非常に心強い」
林氏を支持した古賀友一郎参院議員(56)は「政治への信頼回復や長崎県の課題を含め、山積する諸課題に全力で取り組んでいただくことを期待する」としています。
高市氏を支持した加藤竜祥衆院議員(44)は「総裁選後は『ノーサイド』なのが自民党。石破新総裁のもと、もう一度自民党が結集し、山積する課題に着実に取り組んでいくことこそが信頼回復につながる」としています。
1回目の投票で林氏、決選投票で石破氏に投票した金子容三衆院議員(41)は「地方の人々がもっと豊かに、地方経済がもっと発展していくような政策を支えながら取り組んでいきたい」とコメント。
1回目で林氏、決選投票で石破氏に投票した山本啓介参院議員(49)は、「緊迫度が増す国際情勢や日本のこれからについて十分に論戦が交わされた先の結果。新総裁のもとでしっかりと取り組んでいきたい」とコメントしました。
一方、県内の野党の幹部は…。
立憲民主党長崎県連山田朋子代表:
「大量に裏金の問題で議員を出しているような自民党とは(立憲民主党は)違いますので(次期衆院選では)政治家の政治資金の問題とかそういったものを訴えていきたいと思います」
国民民主党長崎県連深堀浩幹事長:
「遅かれ早かれ衆議院の解散総選挙はあるでしょうから我々としては、いつあってもいいようにすでに臨戦態勢に入ってますので、万全の準備をやっていくことに尽きると思います」
共産党県委員会堀江ひとみ副委員長:
「表紙が変わっても中身が変わらなければ同じではないかという印象がします」
被爆者や長崎市長、知事は…
被爆者・田中重光さん:
「私は今の自民党だったら何の期待もしません」
川野浩一さん:
「刷新感は全くないです。むしろ少し古い体質の政治家ですから」
鈴木長崎市長:
「これまで積み重ねてこられた地方創生の知見をベースにしながらさらに新しい取り組みを行っていただき、地方創生に向けて更なる取り組みを期待します」
大石知事は「九州新幹線西九州ルートの全線フル規格整備の実現や中国への水産物の早期輸出再開など直面する課題について力添えを賜りたい」とのコメントを発表しました。
石破新総裁の誕生に長崎市民は…。
長崎市70代女性:
「石破さん!?女性もちょっとっていう感じだったので、石破さんが好きっていうわけじゃないけどあの方しっかりしてらっしゃるから私うれしいです」
長崎市20代男性:
「石破さんですか?石破さんですか?お金の使い方とか見直して、国がもっとうまく回ってほしいなと思います」
長崎市40代男性:
「良かったんじゃないかと思います。子育てがしやすいようにやっていただければと思います。特に長崎は所得が低いので」。