石破総理大臣の辞任に伴う自民党総裁選挙が22日告示、10月4日投開票の日程で実施されます。現在5人が争う見通しとなる中、長崎県選出の4人の自民党国会議員は、3人が林氏、1人が高市氏を支持しています。
自民党総裁選挙には、既に出馬会見した茂木敏充前幹事長(69)のほか、高市早苗前経済安保担当大臣(64)、小泉進次郎農水大臣(44)、林芳正官房長官(64)、小林鷹之元経済安保担当大臣(50)が出馬の意向を示しています。
旧安倍派で、自民党県連会長の加藤竜祥衆院議員(45)は高市氏を支持しています。
加藤竜祥衆院議員(45):
「保守的な候補であることが一番じゃないですかね。今まさに自由民主党は失われた前回の参議院選挙、550万票くらいですかね、その方々に保守の岩盤の方々に戻ってきていただくことが求められていますから、そのような意味においては高市先生。考え方も共感してますから」
旧岸田派の古賀友一郎参院議員(57)、山本啓介参院議員(50)、金子容三衆院議員(42)の3人は、林氏を支持しています。
古賀参院議員は、「林氏は『政界のピンチヒッター』『政界の119番』などの異名を持ち、人格、識見ともに抜群に優れ、『困った時の林さん』としてこれまでも度々政権の危機を救ってきた。結党以来の危機を迎えている今こそ、林氏の出番と確信している」としています。
NCCの取材に対し、山本参院議員は「林氏は、参院選で国民から強く求められた経済・景気対策や、医療福祉、地方の事業所などに隅々まで届く政治を進めていく力がある」と話しました。
金子衆院議員は、「しっかりとした経験と実績を持ち、あらゆる事態に臨機応変に対応できる柔軟性、国民に安心感を与える安定した答弁力を備えたバランスの取れたリーダーが必要。林氏のリーダーシップのもと、困難な局面を乗り越え、国民の生活を守り抜く政策を力強く推し進めていくことができると確信している」としています。
自民党総裁選は、党本部が全国の党員票を集計後、295票の党員票にドント方式で割り振り、国会議員295票と合算した590票のうち、過半数に達した候補が当選となります。過半数に達した候補がいない場合は、上位2人が国会議員票295票と都道府県連票47票の合計で争う決選投票が行われます。