看護師を目指す生徒たちにナースキャップを授与する「戴帽式」が行われました。
女子生徒にはナースキャップが。男子生徒には、ハンカチーフが与えられました。「戴帽式」に臨んだのは、長崎玉成高校衛生看護科の2年生25人です。生徒たちは高校入学後、約1年半、一般科目に加え、医学や看護の技術、患者との接し方などを学んできました。
8日からは、長崎市内の医療機関で、10日間の病院実習に臨みます。
代表の言葉 楠本若菜さん(2年):
「私が看護師になりたいと思ったのは、幼い頃、弟が重い病気で入院したことがきっかけです。看護師さんは、患者だけでなく、その家族の心も支える存在だということを強く実感しました。弟が退院できた時、私は心から安堵すると同時に、この看護師のように、人の命と心に寄り添う仕事がしたいと思うようになりました」
前田功校長は「実習は、患者さんとの関わりの中で、新しい自分を発見するプロフェッショナルへの第一歩です。自らを鼓舞しながら立ち向かってほしい」と激励しました。
衛生看護科の生徒たちの多くは、高校での3年間と専門課程2年間の計5年間の一貫教育で、看護師の国家試験合格を目指します。