1、2年生の新チームで臨む県高校新人大会です。東京開催の世界選手権から刺激を受け、長崎の高校生も躍動です。
県高校新人陸上大会には61校から940人がエントリーしました。今大会では、各種目上位3人が九州大会に出場できます。
女子200mには、現役女子高校生で県内最速ランナーが登場です。今年の県高総体で2年生ながら、100mと100mハードルに栄冠に輝いた長崎日大の吉永優衣選手。
今大会では100mハードルを大会新記録で優勝。専門外の200mでも、優勝を狙います。待ったをかけるのが、今大会100mの王者、純心女子2年の吉田夏子選手です。吉田が7レーン、吉永が8レーンです。
スタート直後から早速、長崎日大の吉永が頭一つ飛び出します。中盤から徐々に上がってきたのが、純心女子の吉田。吉田が吉永を交わしてトップに立ち25秒44で制し、100mと合わせて短距離2冠を果たしました。2位が長崎南の峯。長崎日大の吉永は3位でした。
競技から約1時間後。女子200の出場したほとんどの選手が今大会の最終種目、4×400mリレーに出場しました。200m3位の吉永は長崎日大の1走。200mで苦しんだラスト100mで意地の走りを見せ、トップでバトンを渡します。
200m女王の吉田は、純心女子のアンカー。自身3冠に向けて、先頭でバトンをもらいます。続いて、長崎商業、長崎日大が追いかけます。吉田は後続との差をキープしたまま、ラストの直線へ。200m準優勝の長崎南、峯が3位に迫ってきます。アンカー吉田が1着でゴールし純心女子が優勝。2位は長崎商業。3位は長崎南が入り、九州大会出場をつかみ取りました。
4×100mとのリレー2冠を目指す諫早農業のアンカーは、男子八種競技で大会新記録を更新した中村選手。2番手でバトンをもらいます。先頭は長崎南山。100mで早速、逆転。軽快な走りでリードを広げると、そのまま逃げ切り、諫早農業が優勝。
アンカー中村は、大会通して3つの優勝と2位が1つ、大車輪の活躍でした。
九州大会は10月10日から12日まで、沖縄で行われます。