21日に開業25周年を迎えるアミュプラザ長崎で服の端切れを使い日本伝統の技法を用いて作られた「キメコミアート」の作品展が始まりました。
フワフワの鼻が可愛らしいクマやグリコならぬ「ブリコ」。これらのアート作品は古着や服の端切れで作られているんです。
パリやロンドンなど海外でも活躍するイワミズアサコさんが手掛けた「キメコミアート」。日本の伝統工芸「木目込人形」に使われる「木目込み」の技法が用いられています。布を縫ったり、接着剤でくっつけたりすることなくカッターナイフで切った発泡スチロールに隙間なくはめ込んで生み出しました。
イワミズアサコさん:
「もともとファッションの仕事をしてまして、洋服を作ったりしてたんですけど、洋服の大量生産、大量消費というところで布を使ったアート表現というのが自分の中で生まれた」
作品展が開かれているアミュプラザ長崎では19日から23日(火・祝)までワークショップも行われます(※すでに満席)。
参加者(長崎市から):
「こういう布も大切にされてて、最後の最後まで使えるって素敵なことだと思います。針とか糸を使わないで、ここまで布でできるってすごいなって思いました」
イワミズアサコさん:
「見て可愛いっていうのがまず思っていて、それが入り口で、作品を通じて布が持つストーリーを感じてもらえればなと思っています」
「キメコミアート作品展」は、10月10日(金)まで開かれています。