3年間の集大成です。長崎日大高校デザイン美術科の卒業制作展が県美術館で始まりました。
長崎日大高校デザイン美術科の卒業制作展は56回目です。テーマは『明日の天気は』。様々な空模様が広がる空は、自分自身を映し出す鏡のよう。それぞれが自分自身の心の鏡に映った心模様を表現しています。
卒業制作展には3年生44人をはじめ、3学年の絵画、映像、立体、半立体約200点が展示されています。
ひときわ目を引く幅約3mのこちらの作品は3年生の小無田優奈さん(17)がベニヤ板や新聞紙を使い、2カ月かけて制作しました。
長崎日大高校デザイン美術科3年・小無田優奈さん(17):
「近年の美術作品は綺麗なものや美しいものだったりと神聖化されていて美術館もそういう雰囲気で行きづらくなっていると感じたのでその空間と相反するものを作りたいという好奇心からこの作品が生まれた」
こちらは実行委員長、3年生の溝田亜佳沙さん(18)の作品です。
実行委員長・溝田亜佳沙さん(18):
「自分は将来インテリアデザイナーになりたくて、そのために自分の理想の家具を作ってみんなに見てもらおうと思って作った」
フォルムにこだわったシックスチェアーの魅力を伝えるべくCMやポスター、サイトも制作しました。溝田さんは来年4月から大学に進学し、インテリアデザインを学ぶそうです。
卒業制作展は入場無料。5日(日)まで県美術館で開かれています。(午前10時~午後7時まで)
また最終日5日は午前10時から午後7時まで3年生全員が会場にそろい、来場者が制作者と話をしながら作品を鑑賞できるギャラリートークを行います。