毎年1万羽以上の「ハチクマ」が五島の空を舞う秋の渡りが今年も始まっています。
タカ科のハチクマは、翼を広げると長さ1.3メートルにもなる大型のタカです。ハチの幼虫を食べる習性と、「クマタカ」に似ていることなどが名前の由来と言われています。
五島市玉之浦町の展望台では、越冬のために東南アジア方面に向かうハチクマの渡りを見ようと、日の出前から愛好家が集まっていました。例年9月中旬から見られ、この日は数十羽が飛び立ちました。
東京から来た人:
「普段、山の中でもなかなか見られないのにここで大量に見られるっていうのはタカのおもしろい習性というか、それが間近に見られてとても幸せです」
ハチクマは大瀬崎を飛び立ち、南下して2~3日で大陸に着くということです。渡りは10月初旬まで続きます。