空を見上げると北に向かう鳥の姿を見られるかも知れません。長崎市の稲佐山ではツルの「北帰行」を見ようと、愛好家たちがカメラを構えて待ち受けています。
鹿児島県の出水市などで冬を過ごしたナベヅルやマナヅルは、繁殖地であるロシアの南部や中国の北東部に帰るため、長崎の上空に飛来します。ツルは集団になって飛び、南側の山の方から次々と姿を現します。
愛好家:「おととい100(羽)ぐらい飛んで。だから3日目ですね」
愛好家:「(出水に)知った人がいるので『今飛んだよ』と教えてもらえる」
例年3月の下旬まで見られる冬の風物詩です。