「詐欺は許さない!!」署長自らが広告塔になりました。急増するSNS型投資・ロマンス詐欺の被害を未然に防止するため、警察が注意喚起を促す啓発用のチラシを作成しました。
長崎県警浦上警察署、下田健一署長(57)のインパクトがある「正義のポーズ」がチラシのほぼ半分を占めています。浦上署が作成した詐欺被害防止のチラシは、長崎電気軌道の電車68両と浦上署管内の電停13カ所に貼り出します。
1日午前、下田署長が浦上車庫を訪れ、車両と電停にチラシを貼りました。
下田健一署長:
「長崎の足である電車に貼る意味が非常に大きいと思っております。自分が詐欺かなと思った時に、このチラシを思い出すことによって1件でも詐欺が減ることを願っております」
浦上署管内では今年1月から7月までにSNS型投資・ロマンス詐欺が29件発生していて、被害額は約1億4200万円にのぼっています。件数、額ともに県内22の警察署の管轄区域の中でワースト1位です。
下田署長:
「私の顔を見たら思い出してください。『あれ?おかしいな?』と思ったらすぐに相談して下さい」
貼り出す期間は、1日から11月30日まで3カ月間の予定です。