ニセ電話詐欺被害を未然に防いだコンビニエンスストアの店員2人に浦上警察署が感謝状を贈りました。
感謝状が贈られたのはファミリーマート三芳町店の店員、川端麻衣子さんと岡田裕也さんです。
1月29日、来店した80代の男性が「パソコンがウイルスに感染し、画面に表示されていた電話番号に電話したら、電子マネーを4万5000円分買うように言われた」などと話したことから詐欺を疑い、警察に通報するなどして被害を未然に防ぎました。
川端麻衣子さん:
「少しでも『あれ?』と思ったら、声をかけていくこと、スタッフ間の連携も大切かなと今回実際にして感じた」
贈呈式の後、警察官が管内の高齢者宅を訪問し、ニセ電話詐欺などへの被害防止を呼び掛ける防犯活動の開始式が行われました。
浦上警察署地域課・岩永貴洋警部補:
「ただいまからニセ電話詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺防止に係る高齢者宅一斉個別訪問へ出発します」
浦上署の生活安全課と地域課の警察官約35人が管内の約1万9000世帯の高齢者宅を中心に訪問し、チラシや注意喚起を呼び掛けるシールを配ります。
浦上署によりますと、県内では去年1年間で、182件のニセ電話詐欺が発生していて、被害総額は3億900万円。若い人にも被害が出ているSNS型投資・ロマンス詐欺は168件で、被害総額は11億円に上るということです。