高齢者に対するSNS型ロマンス詐欺被害を未然に防いだとして、郵便局員2人が警察署から感謝状を受けました。
長崎署の多田浩之署長から感謝状を受けたのは長崎東郵便局の磯野則吉課長(57)と窓口営業部係員吉山梨乃さん(24)です。
吉山さん去年10月、長崎市内の70代男性からの電話を受け「tiktokで知り合った外国人から300万ドルを振り込んだと言われたので確認したい」と聞いて詐欺を疑い男性に来店を促しました。
郵便局を訪れた男性を磯野さんと2人で対応し、男性が「電子マネーカードを買うように言われた」などと話したことから警察に通報するなど適切な対応を取り、被害を防ぎました。
長崎東郵便局・吉山梨乃さん(24):
「お客様から、送金が4億円という高額というところで、一つ引っかかったのと、アップルペイのギフトカードを送ってほしいという話も電話であったので詐欺かもしれないと。ニュースで見ていたので怪しいなと思って」
長崎署によりますと去年1年間で、県内では168件のSNS型ロマンス詐欺被害が発生していて、被害額は約11億1千万円に上るということです。(暫定値)
警察は面識のない人から金銭を要求された場合は詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。