27日午後2時すぎ、大浦警察署を訪れた杉良太郎さん(81)。2018年に警察庁から特別防犯対策監を委嘱されて以来、全国各地の警察署を回って事件捜査を担当する職員と意見交換するなどの活動をしています。
今回、買い物に行くことが困難な高齢者などに弁当や食材を毎日手渡しで届ける「宅食サービス」を展開する「ワタミ」と、特殊詐欺防止に向けて協力宣言をしました。
杉良太郎特別防犯対策監:
「自分の身の上には起こらないことと信じている方の所に特殊詐欺は来ますので、十分ワタミの力を借りながら、全国に普及して参りたいと思います」
今後、ワタミの宅食スタッフが高齢者の家を訪れる際、特殊詐欺の被害に遭わないよう呼びかけるチラシを配ります。
県警によりますと、今年の県内の特殊詐欺の被害は先月末現在、去年より36件多い130件にのぼり、被害総額は去年の同じ時期より約2億円多い2億9500万円。130件中38件の被害者は65歳以上の高齢者で、被害総額は7300万円以上にのぼっています。