陸上自衛隊・佐賀駐屯地に配備された輸送機オスプレイが、佐世保市の相浦駐屯地に初めて飛来しました。
中嶋航大記者:
「午前10時すぎです。佐賀駐屯地から飛来したオスプレイが、いま佐世保市に姿を現しました。きょうから5日間の訓練が始まります」
陸上自衛隊は島しょ防衛を担う水陸機動団との一体運用を見据えて先月、佐賀駐屯地を開設し、輸送機V-22オスプレイを全17機配備しています。
25日はこのうち2機が、飛行習熟訓練のため相浦駐屯地に飛来。午前10時10分すぎに着陸すると、約2分で離陸し、その後は、着陸を伴わない往復訓練を繰り返しました。
九州防衛局によりますと、訓練は25日から29日(金)までの5日間、午前8時から午後9時の間に行われる予定です。飛来する機数や具体的な飛行時間は明らかにしていません。
一方、24日、佐世保市内では労働団体などが抗議集会を開き、県の内外の20団体から約300人が参加しました。集会のあと、参加者はオスプレイの配備に反対する横断幕を掲げ、商店街をデモ行進しました。
長崎県平和運動センター・米村豊議長:
「私たちは危険なオスプレイを配備するのも反対だし、オスプレイが二度と長崎の街を飛ばないようにしてほしいと訴えたいと思っています」
佐世保市は訓練期間中、相浦地区で騒音測定を行い、地域への影響を確認します。