6月、西海市で開かれた「第43回九州小学生女子ソフトボール大会長崎県予選会」。県内から4チームが参加し、県ナンバーワンを懸けて戦いました。
黄色のユニホーム、「佐世保ひまわり」には、ある競技と「二刀流」で活躍する双子の姉妹がいます。
4大会連続で柔道のメモリード杯の決勝を戦った内野姉妹です。
柔道ではライバル。ソフトボールではバッテリーとして、支え合っています。
柔道とソフトボールの「二刀流」に励む姉妹。
多忙な毎日を過ごしているようで…
佐世保ひまわり・内野日向さん(双子姉):
「月曜日は何もなくて、火曜日がソフトで、水曜日が柔道で、木曜日がソフトで、金曜日が柔道で土日が柔道とソフト」
2人は、佐世保市立日宇小学校ソフトボール部にも所属。二つの競技に
全力で打ち込んでいます。
佐世保ひまわり・内野日向さん(双子姉):
「勝って九州大会に行きたいです」
佐世保ひまわり・内野葵さん(双子妹):
「同じです」
1回戦の相手は、3月に行われた九州大会で優勝も果たしている「TEAM長崎ジュニア」。初戦から強敵です。
1回表。先頭バッター、妹の葵さんがライト前ヒットを放つと…
姉の日向さんも捉えます。右中間を抜ける、痛烈な当たり!これがランニングホームランとなり、2点を先制します。
3回も打線が止まりません。
妹・葵さんが姉に続くランニングホームラン!
投げては先発ピッチャー、葵さんが3回6奪三振!
4回にはバッテリーが入れ替わり、日向さんが登板。1アウト3塁のピンチを背負いますが…その後のバッターを三振に打ち取り、4回コールドで決勝進出を決めました。
双子そろって3打数2安打の大活躍です!
1回ランニングHR
佐世保ひまわり・内野日向さん(双子姉):
「真ん中に来たボールを打てた」
3回ランニングHR
佐世保ひまわり・内野葵さん(双子妹):
「打ててよかったです」
続く決勝の相手は、去年九州大会3位の実力を持つ、島原JHSジュニア。島原のエース・北浦恵里菜さんを前に、チャンスを作ることが出来ず…4回コールド負け。
圧倒的な強さを見せた島原JHSジュニアが優勝を手にしました。
島原JHSジュニア・上田美雛キャプテン
「強いチームに大差で勝ててとてもうれしかったです。九州大会ではキャッチャーをしているので、盗塁をたくさんさして、チームのためになることをして、九州制覇をします!」
敗れた佐世保ひまわりは―
佐世保ひまわり・内野日向さん(双子姉):
「バコバコ打ってくるし、守備も上手だし」
佐世保ひまわり・葵さん(双子妹):
「どんな球でも打ってくる、すごかった…」
佐世保ひまわり・内野日向さん(双子姉):
「優勝はできなかったけど、準優勝できてうれしいです」
佐世保ひまわり・葵さん(双子妹):
「同じ」
佐世保ひまわりを決勝で破った島原JHSジュニアは7月に福岡で行われた九州大会で見事、宮崎のチームに13対2で勝利し、九州制覇を果たしたということです。