15日は79回目となる終戦の日です。
被爆地長崎でも戦争犠牲者を追悼し、不戦を誓う集会が開かれました。
「ナガサキ不戦の集い」は毎年8月15日の「終戦の日」と12月8日の「開戦の日」に被爆者団体などが開いています。84回目の15日は被爆者や被爆2世、高校生ら約30人が集まりました。
長崎原爆被災者協議会の田中重光会長(83)は14日に自民党総裁選に出馬しないと表明した岸田総理について、「日米同盟をなどを強化し日本を戦争ができる国につくり変えた」と批判し、「戦力を持たないと定めた憲法9条を守る」と訴えました。また、「長崎の証言の会」代表委員の大矢正人さんは政府に対して平和外交に尽くすよう求めました。
長崎の証言の会・大矢正人代表委員(77):
「戦争被爆国の政府として、一刻も早く核兵器禁止条約に参加し、核兵器禁止条約の先頭に立つことです」
不戦の誓い・活水高校1年・濱瑞優さん:
「戦争から79年がたった今でも世界には1万2512発の核兵器があります。この現状は私たちが望む平和な世の中なのでしょうか。被爆者の尊い命を絶対に無駄にせず、私達が次の世代にバトンをつなげていくことを誓います」
参加者は、戦争と核兵器をなくす決意を新たにしました。