9日の平和祈念式典に参列する各国の大使らが爆心地を訪れ、原爆犠牲者に哀悼の意を示しました。
午後3時半ごろ、最初に訪れたのはパレスチナの大使でした。
パレスチナ ワリード・シアム大使:
「戦争に勝者など存在しません、犠牲となるのは市民たちです無実の人々、今すぐにでも戦争はやめなければならない。日本政府には『歴史の正しい側にいてほしい』と伝えている。パレスチナの現状を認識してほしいそれが平和への障害ではなく道筋につながる」
その後、次々と各国の大使が訪れて中心地碑に花を手向け、犠牲者に祈りを捧げました。パレスチナ自治区・ガザを攻撃するイスラエルの大使の姿もありました。
イスラエル コーヘン特命全権大使:
「きょうはイスラエルを代表して長崎で命を失った方々、家族の方々、子どもたち、すべての方々に哀悼の意を捧げるために本日はこの地に参りました」
コーヘン大使は、記者からの質問には答えず、公園を去りました。