被爆80年の原爆の日を前に、平和について考える「忘れないプロジェクト写真展」が今年も始まりました。
インターン・石原えりな:
「様々な種類の写真があります。中には愛犬の写真もあります。実はこれ、全て8月9日11時2分に撮影された写真なんです」
写真展は、原子爆弾が投下された過去を風化させないように、原爆がさく裂した時刻にシャッターを切った様々な写真を展示しています。被爆80年の今年は、活動を始めた16年前から応募された写真1800枚の中から1000枚が厳選されました。
プロジェクトの代表・小川忠義さん(81)は、1歳のときに被爆しました。
小川忠儀さん:
「日本と世界の8月9日11時2分を皆さんに見て頂ければ日本全国でどういう感じに8月9日過ごしているのかなって感じあと海外の分もですね見て頂きたいなと思っております」
孫の長門百音さん(22)もプロジェクトに参加しています。
長門百音さん:
「小学校中学校の時は登校日があって意識することが多かったんですけど、やっぱり高校とか大学生になったら、11時2分なんてすぐなんかしてたら過ぎて行ってしまうので一瞬でも原爆が落ちた日なんだなて考えるいい機会だと思っています」
去年は、小川さんと長門さんで世界一周の船旅を行い、12カ国で被爆の証言を行いました。今回の写真展には、船旅で知り合った人など世界各国からの368枚も含まれます。
長門百音さん:
「まず、いま自分ができる手伝いだったり、周りの人を大切にしたりっていう考えを友達に話すところから始めて、現代にあった集め方だったりを工夫して、ちょっとずつ頑張れたらいいなと思っています」
写真展は8月3日まで、県美術館県民ギャラリーで展示されています。