西海市の沖で漁船と小型船が衝突、小型船の船長が海に転落し死亡しました。佐世保海上保安部は68歳の漁船の船長を業務上過失致死などの疑いで逮捕しました。
27日午前10時半ごろ、西海市の兜島灯台から南南西に約3.9キロの海上で漁船の乗組員から「漁船と小船が衝突した、小船から1人が落ち、救助したが、心肺停止状態だ」と118番通報がありました。
衝突したのは、全長約16メートルの漁船「77成漁丸」と、全長約5メートルの小型兼用船「ちどり」です。「ちどり」は2つに割れ、船長の浦野八郎さん77歳が海に転落。心肺停止状態で救急搬送され、午後0時13分に搬送先の病院で死亡が確認されました。
佐世保海保は28日、「77成漁丸」の船長で西海市に住む、68歳の浦崎哲也容疑者を業務上過失致死と業務上過失往来危険の疑いで逮捕しました。
浦崎容疑者は「容疑を認めている」ということです。
佐世保海保は、「船の見張りを行っていたのか」「レーダーを確認していたのか」など当時の状況を聞き取り、事故の原因を調べています。