福岡県の離島・相島。人口約200人に対し、200匹の猫が暮らすといわれる「猫の島」から長崎にやって来た高校球児がいます。
長崎総大附属3年の西野智耶選手。島に野球部はなく中学時代は卓球部。転機が訪れたのは中学3年生の時でした。プロ野球のマウンドでセレモニアルピッチを経験。
その様子を見ていた総附の首脳陣が声をかけ、野球未経験から3年。背番号9を勝ち取り、最後の夏に挑みます。
去年夏の準々決勝と同じカードが2回戦で激突です。1回戦は途中出場だった西野選手は、1番ライトでスタメン出場。スタンドからは約4時間かけて駆けつけた両親も声援を送ります。
3点を追いかける6回、西野の第3打席が回ってきます。夏、初ヒットの2ベースで出塁します。続く2番永渕が2塁打を放ち、西野が3塁を蹴ってホームイン。1点を返します。仲間と喜びを分かち合います。
しかし、長崎日大が3対1で勝利し、長崎総附は2回戦敗退。西野智耶の夏がここで終わりました。
長崎総大附属・西野智耶選手:「たくさんやめようと思ったこともたくさんあったんですけど、仲間が声掛けしてくれて苦しい時でも支えになって頑張れたので、きょうの試合してみて、やめないで良かったなって思いました。野球はやっぱり自分の人生を明るくしてくれたと思いました」
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