被爆80年の8月9日を前に、平和祈念像の清掃が行われています。
午前8時半ごろ、委託業者らが祈念像に花を手向け、清掃作業に入りました。
高さ9.7メートル、台座を含めると13.6メートルの平和祈念像は、世界恒久平和のシンボルとして彫刻家で名誉県民の故・北村西望氏が手がけ、被爆10年の1955年に完成しました。天を指す右手は「原爆の脅威」を、水平に伸ばす左手は「平和」を表します。
高所作業車に乗った作業員が高圧洗浄機で水をかけ、戦争犠牲者の冥福を祈る顔は布で、それ以外はモップで丁寧に清掃しました。
旭建装末永康浩さん:
「戦後80年ということで、例年以上に多くの人たちが見に来られると思うので、奇麗になった平和祈念像を見てもらって平和に思いをはせてもらえるように、そういう気持ちで行っています」
26日には、ボランティアおよそ80人で平和の泉を清掃する予定です。