楽しい笑いを通して、子どもたちのコミュニケーション能力の向上につなげます。
日本一学校を回るお笑い芸人が、長崎市の小学校で漫才授業を行いました。長崎市立高尾小学校の全校児童約400人の前で漫才授業を行ったのは、日本一学校を回るお笑い芸人「オシエルズ」の2人です。オシエルズの2人は、毎年全国100校以上の学校を訪れ、仲の良いクラスのつくり方や、より良いコミュニケーションの仕方を伝えています。2人は小学生の頃、容姿をからかわれて嫌な思いをした経験から、児童らに、「人を傷つける笑い」ではなく、「元気にする笑い」を目指してほしいと話しました。
オシエルズ・矢島ノブ雄さん(37):
「笑いには2種類あって、人を元気にする笑いと、人を傷つける笑いがあるんだなって」
児童:
「笑いは人のためにするもの、自分のためにするものはふざけである」
オシエルズの2人は、児童が紙に書いた言葉を使った即興のコントを児童らと行い、笑いを通して、「相手が話をする時は、しっかり聞くこと」や、「発表する人を応援すること」の大切さを伝えました。
女子児童(1年生):
「楽しかった」
男子児童(3年生):
「うれしかった」
児童たち:
「紙に書いた言葉が面白かった~!めちゃくちゃ面白かった」
オシエルズ・野村真之介さん(35):
「聞く・応援する、出た人が出たら応援するということをきょうは、それはわかってくれると思うので、この場で起きたことなので話しました」
オシエルズ・矢島ノブ雄さん(37):
「長崎の小学生たちに元気をもらって、僕たちもまた改めて全国を回っていきたいと決意できました」
谷口智也先生(36):
「人が傷つく笑いと傷つかない笑いってなんだろう?とか、そういったことを(2人が)講演されていたので、子どもたちにも居心地の良い学級作りというのを、自分たちで作っていけるような、そのきっかけを作っていただけたらなと、思って企画した」