大石知事は、自身の政治資金問題を巡り、県議会に提出していた8月の給与を全額減給する条例改正案を撤回しました。
知事は、3年前(2022年)の知事選で、自身の後援会に2000万円を貸し付け、655万円の返済金を受け取った「架空貸し付け」の疑惑が指摘されています。
自民党会派は自らに処分を科し、けじめをつけるよう知事に求め、知事は県議会6月定例会に自身の8月分の給与126万円を全額カットする条例改正案を提出していました。しかし、議案を審議する総務委員会で「これで幕引きではいけない」「制度的にも倫理的にも疑義がある」などの意見を受け、知事は2日午前、議長に議案の撤回を求める文書を提出しました。
今後、本会議で撤回の可否について採決が行われる予定です。
知事は自らへの処分について県議会の様々な意見を踏まえ、再度検討し、再提案を行うとしています。