全国的に感染拡大が続いている「百日せき」の県内の報告数が、今年の累計で300人を超えました。
「百日せき」は、感染すると徐々にせきが激しくなり、新生児がかかった場合は呼吸困難などで死亡する恐れもあるとされています。
県の報告によりますと、9日(月)から15日(日)までの1週間、県内で報告された患者数は27人で、2週続けて減少したものの今年の累計は313人で、集計法が変わった2018年以降、初めて300人を超えました。年代別では、10代が54%、10歳未満が24%と、10代以下が、8割近くを占めています。
県感染症情報センターは、「感染経路は飛沫感染のため、せきエチケットや手洗い、手の消毒で予防に努めてほしい」と呼びかけています。