全国的に流行している「百日せき」の年間の感染者数が県内でも過去最多を更新しました。
「百日せき」はせきが長く続くのが特徴で、新生児がかかった場合は呼吸困難などで死亡する恐れもあるとされています。
14日から20日までの1週間、県内では、1週間で過去最多となる30件の報告がありました。今年の累計報告数は85件となり、全数把握が始まった2018年以降、これまで最多だった2019年の70件を超え過去最多となりました。
年代別では、85人のうち10代が51人、10歳未満が25人と10代以下が、9割近くを占めていますが、20代以上でも報告があります。
県環境保健研究センターは、「細菌による感染症で治療薬があるため、感染した場合は早めに医療機関を受診してほしい。また飛沫感染がほとんどのため、せきエチケットの徹底や、手洗い、手の消毒で予防に努めてほしい」としています。