佐世保市の公立小学校で児童を盗撮する目的で教室にカメラを設置したとして、50代の元教頭が県の迷惑行為防止条例違反で罰金30万円の略式命令を受けました。
50代の元教頭の男性は、佐世保市の公立小学校に勤務していた2023年の2月から去年12月にかけて、児童が着替えに使う教室に盗撮する目的で複数回、小型カメラを取り付けていたとして今年2月に懲戒免職となっていました。
警察は学校側からの相談を受け、県の迷惑行為等防止条例違反の疑いで元教頭を書類送検し、検察が4月28日付けで略式起訴。佐世保簡易裁判所は5月8日付けで、元教頭に対し、罰金30万円の略式命令を出しました。
佐世保市教育委員会は、「司法の判断を重く受け止め再発防止に向けて服務規律の確保に努めていきたい」「今後も児童・生徒の心のケアと見守りを継続していく」とコメントしています。