佐世保市の公立小学校で盗撮か 管理職が関与認める

佐世保市の公立小学校で、児童が着替えに使う教室内から小型カメラが見つかり、この小学校に勤務する管理職の教職員が関与を認めていることが分かりました。

佐世保市教育委員会によりますと、去年１２月、市内の公立小学校で児童が着替えに利用する空き教室から小型カメラが見つかりました。

学校側は、事態を確認後、直ちに警察へ通報しました。その後、この小学校に勤務する管理職の教職員が校長に「自分のカメラです」と申し出たということです。

管理職は校長とともに佐世保署に出向き、状況を説明していて、警察は現在、捜査を進めています。管理職は「前任校でも同様の行為をしていた」と話し、現在、学校には出勤していません。

小学校では先週、この件について保護者説明会を実施しました。

市教委は、捜査中であることを理由に管理職の性別や、学校名などを明らかにしていません。

児童への心理的な影響を考慮し、小学校にカウンセラーを派遣するなどの対応を取っていて、「子どもたちの心のケアを最優先し、警察の捜査に協力する」としています。