県教委は、児童の着替えを盗撮した佐世保市立小学校の50代の男性教頭を12日付で懲戒免職処分にしました。
12日付で懲戒免職処分を受けたのは佐世保市立小学校に勤務していた50代の男性の教頭です。
教頭は2023年2月頃から2024年12月の間、児童が着替えに使う教室に盗撮する目的で複数回、小型カメラを取り付けていました。
処分について教頭は、うなだれながら「教職員、管理職員として盗撮というあるまじき行為をしてしまいました。被害にあった子どもたち、その保護者は相当な精神的苦痛を今も抱えてらっしゃると思います。申し訳なく思っています。これまで教えてきた子どもたちの顔が思い浮かび、地域の皆様の顔もさらに思い浮かび、会わせる顔もありません」と話したということです。
このほか2022年に知人女性に「不妊治療」と称して性的暴行を加え、盗撮もしたなどとして去年、準強制性交等や盗撮の容疑で3回逮捕され、不起訴となった県南地区の高校に勤務する56歳の男性教諭を12日付で懲戒免職処分にしました。
処分を受け男性教諭は、「ご迷惑をおかけし申し訳ございません」と謝罪したということです。
懲戒免職処分とした2人について県教委は、「普段の勤務態度に問題はなかった」とし、「教職員の不祥事の防止のため、教職員としての使命感や倫理観を常に自覚することを強く促す」としています。