対馬市で日露戦争の日本海海戦から120年の節目を迎えた27日、慰霊祭が執り行われました。
遺族や地元住民、自衛官ら島の内外から約230人が参列し、戦没者の冥福を祈りました。式典では、日露両国の戦没者名を刻んだ「日露慰霊の碑」の前で黙とうと献花が行われました。
日露戦争中の1905年5月27日、対馬沖で日本海海戦が始まり、翌28日にかけて激しい戦いの末、旧日本海軍の連合艦隊がロシアのバルチック艦隊を破りました。対馬の住民は、ボートで漂着したロシア兵を介抱し、食事や宿を提供したと伝えられています。
この慰霊祭は、戦争の悲惨さと平和の大切さを後世に伝える貴重な機会となっています。