カセットボンベの誤った使い方で自宅を半焼させた重過失失火の疑いで、長崎市の53歳の男が逮捕されました。
長崎市蚊焼町の会社員中川順之容疑者(53)は、5月6日の午後1時前、木造2階建ての自宅2階で、家庭用カセットボンベの側面に穴を開けてライターで着火し、室内約49平方メートルを焼損させた疑いが持たれています。自身も両手足と顔にやけどを負いました。
中川容疑者は調べに対し、「ガスボンベに小さい穴を開け、直接火をつけたら思いのほか火が出てしまいました」と容疑を認めています。
大浦警察署は、漏れ出たガスに引火し、一気に燃え広がったとみています。
中川容疑者は、ガスに火をつけると事故が起こる危険性を認識しておらず、火災を起こす意思はみられないとしています。その上でガスボンベをバーナーのように使おうとした可能性も視野に調べを進めています。