居住者は「布団乾燥機から煙や火が出ていた」と近所の人に話していました。17日、長崎市で住宅が全焼した火災で、コンセント付近が火元の可能性があることが分かりました。
17日午後5時55分ごろ、長崎市住吉町で「1階から出火しています」と、火が出た住宅の居住者から119番通報がありました。
火は約2時間半後に消し止められましたが、柴田和夫さん(71)が家族3人で暮らす木造2階建て住宅約120平方メートルが全焼しました。現場は、住宅密集地で一時騒然としました。
付近住民:
「奥さんと旦那さんが出てきていて、『布団の乾燥機から煙が出た。火も出てた。身一つで出てきました』と言われていた」
浦上署によりますと、出火当時、家には、柴田さんと67歳の妻がいて、2人とも煙を吸って救急搬送されましたが、命に別状はないということです。
また消防によりますと、実況見分の結果、1階のコンセントの近くの燃え方が激しいことから、電気系統のトラブルの可能性があるということです。
長崎市消防局予防課は、火事を防ぐ4つの習慣として、寝たばこしないことやストーブ、コンロに気を付けるほか、・コンセントは、ほこりを清掃し、不必要なプラグは抜くことを挙げています。