長崎東公園で開かれたバドミントンの練習会。特別講師として招かれたのは、熊本に拠点を置く再春館製薬所バドミントンチーム。パリ五輪の女子ダブルスで銅メダルに輝いた志田選手、松山選手の「しだまつペア」、シングルスベスト8の山口茜選手らが所属している日本のトップチームです。
この日松山選手は欠席でしたが、志田選手や山口選手をはじめ8人の選手らが、約70人の小中学生を指導しました。
基本的な打ち方や体重移動のコツをはじめ、試合に向かう精神面についても世界を舞台に活躍する選手から直接指導を受けました。
【志田千陽選手】「Q.緊張した時ってどうしてますか?もうしょうがないから。めっちゃ声出して。とりあえず無駄に足動かして。とにかく楽しい方向に持っていこうと思って、無理やり笑ったりとかしながら、緊張を楽しむようにはしてるかな」
基礎練習の後には、エキシビションマッチも。選手同士の対戦では、山口選手が女子では珍しいジャンプスマッシュを披露。中学生の浦川・山下ペアが再春館の志田・加藤ペアに挑みます。プロ相手にも引けを取らず、相手の隙をついて得点を奪う場面も。試合を通して、プロのレベルを肌で感じました。
山口選手に小学3年生の陣内さんが挑み苦戦する中、志田選手からのアドバイス!
【志田千陽選手】「茜は多分、粘り続けたら...飽きちゃうので。粘ればミスしてくれます。ひたすら粘れ!」
アドバイス通り、粘りのバドミントンを続けると…得点を奪います。最後には、選手たちからのプレゼントをかけたじゃんけん大会も開かれ、和やかな雰囲気に包まれた練習会でした。
【山口茜選手】「バドミントンを楽しく続けてくれたらうれしいな。最終的にはバドミントンじゃなくても何か一生懸命やれるものを見つけて、それぞれ頑張ってくれたらのいいかな」
【志田千陽選手】「(子どもたちが)バドミントンに真っ直ぐ打ち込む姿を見て、歳を重ねてもその姿勢を変えずにバドミントンに素直に打ち込んでほしい。それを継続することで未来って全然変わってくると思うのでバドミントンを楽しむ気持ちを忘れずに真っ直ぐに努力して続けてほしい」