全国大会出場を懸けた一般男子シングルスは、高校生が、大学生や社会人に挑みました。
小学生シングルスには男子45人と女子38人が出場しました。全学年1種目で小学生NO.1を決めます。
男子決勝に勝ち上がったのはGREEN卓球クラブに所属する長与町立洗切小6年の赤木羽玖。きつい練習にも耐え、7月に全国大会に出場した実力者です。
対するは、1学年下、長崎市立戸石小5年の早野凛人。球拾いも トレーニングの一環。集中して練習に取り組む「練習の虫」です。
先に2ゲームを奪ったのは「練習の虫」早野。第3ゲーム、あとがない赤木が4連続得点などでリードを奪うと、早野も負けじとスマッシュ!徐々に追い上げ、早野が6対5と逆転に成功します。赤木も、早野のショットに食らいついて打ち返します。2人の意地と意地がぶつかり合い、6対6の同点に。
その後も、取られた取り返し…、早野1点リードの10対9から…
10対10のデュ-スにもつれ込みます。ここから火が付いたのは…早野。3連続得点を決め、12対10で勝利。ストレート勝ちで優勝を飾りました。
一方、女子決勝は佐々町立口石小6年の山口ちなみと長崎市立小榊小5年の小林希花の対戦です。
1学年上の山口が相手の力強いフォアも打ち返し、ミスの少ない卓球でストレート勝ちを収め優勝しました。
全国大会出場を懸けた一般男子シングルスは、まずは158人で決勝リーグに勝ち上がる4人を決めます。
最年長は61歳、長崎大学出身の枡田靖司選手。後輩の長崎大学の4年生、川原功太郎選手との試合に臨みました。枡田選手は、ゲームカウント1対3で敗れはしましたが、熟練のテクニックを遺憾なく発揮し、素晴らしい戦いをみせました。
決勝リーグに勝ち上がった4人の総当たりで争う全国大会の枠は3つ。大学1年生と社会人に勝利して2勝ずつを挙げ、事実上の決勝戦となったのは、鎮西学院高校出身の朝日大学3年真木孝啓と、鎮西学院高校2年、瀬尾幸太郎の試合です。
第1ゲーム、みせたのは大学3年生の真木。
どんなボールも 打ち返しつつ、コートの隅を突く冷静沈着な卓球を展開。11対7と第1ゲームを奪います。第2ゲームは、一進一退の攻防が続き7対7の同点に。ここから流れをつかんだのは、高校2年生の瀬尾。相手をコートから離す素晴らしいコントロールをみせ11対8でゲームを奪い返します。
仲間の応援を力に瀬尾は勢いそのまま、第3ゲームも11対4で奪い、ゲームカウント2対1。後がない先輩の真木は、第4ゲーム序盤、コートから離されても落ち着いたプレーを崩さず、4連続得点などで6対3とリード。しかし…瀬尾が徐々に追い上げ、11対9で接戦を制し、3戦全勝で優勝しました。
一般男子シングルスは準優勝した真木、3位の芝原が全国大会出場を決めました。また一般女子シングルスは、優勝した瓊浦高校出身、中京学院大学2年の中道萌花、準優勝の鎮西学院高校3年川原美憂、3位の同じく鎮西学院高校3年、松橋愛桜の3人が全国大会出場を決めました。
一般シングルスで全国切符をつかんだ男女6人は、来年1月21日(火)から東京・千駄ヶ谷の東京体育館で日本一を決める天皇杯・皇后杯2025年全日本卓球選手権大会に出場します。