全国で過去最多となっている「百日せき」の感染者数が県内でも急増しています。
「百日せき」はせきが長く続くのが特徴で、新生児がかかった場合は呼吸困難などで死亡する恐れもあるとされています。
7日から13日までの1週間、県内では今年最多となる14件の報告がありました。今年の累計報告数は51件で、全数把握が始まった2018年以降、最多のペースで患者数が増加しています。
年代別では、51人のうち10代が35人と7割以上を占め、20代以上でも報告があります。
県環境保健研究センターは、「細菌による感染症で治療薬があるため、感染した場合は早めに医療機関を受診してほしい。また飛沫感染がほとんどのため、せきエチケットの徹底や、手洗い、手の消毒で予防に努めてほしい」としています。