気迫のこもった直接攻撃を繰り広げます。フルコンタクト空手の県ジュニア選手権大会が長崎市で行われました。
日本空手道誠勇館が主催した県ジュニア空手道選手権大会には、16団体95人が出場しました。幼稚園・保育園の年長から中学3年生までが16部門に分かれ、トーナメントで争います。
男女混合の「幼年の部」には、年長の3人が出場。
1回戦は、この日が6歳の誕生日だった誠勇館・稲佐道場の小林麗愛姫ちゃん(6)と春蓮会の内野琉真くん(5)が対戦しました。
制限時間は1分半。赤の麗愛姫ちゃん、白の琉真くんともに突きや蹴りを一生懸命繰り出します。審判3人よる判定は…白3本。最後まで積極的に攻めた琉真くんが決勝進出を決めました。試合後、麗愛姫ちゃんは琉真くんの元へ行き、敬意の挨拶を交わしました。
【小林麗愛姫ちゃん(6)】
「楽しかった」「上段回し蹴り(を頑張る)」
【内野琉真くん(5)】
「(決勝は)パンチで頑張る」
琉真くんの決勝の相手は、同じ春蓮會に通う中村漣翔くん(5)。漣翔くんは、小学2年生の兄・雄夏くん(7)と兄弟優勝を狙っています。
【兄・中村雄夏くん(7)】
「絶対勝つぞって思って頑張りたい」
【弟・中村漣翔選手(5)】
「優勝する」「優勝したら温泉!」
兄弟ダブル優勝のご褒美の「温泉」を懸け、まずは弟・漣翔くんの決勝です。気迫を込めて攻め続けた漣翔くんが判定勝ちで初優勝!
兄・雄夏くんは、弟に続けるか?
2年生男子の決勝。弟・漣翔くんが見守る中、開始直後でした。上段前蹴りで技あり!この蹴りが決め手となり、兄・雄夏くんは去年に続き2連覇達成!兄弟ダブル優勝で、ご褒美の温泉をゲットです!
【弟・中村漣翔選手(5)】
「うれしかった」「お兄ちゃんみたいになりたい」
【兄・中村雄夏選手(小2)】
「上段回し蹴りとか後ろ回し蹴りとか色んな技をうまくなりたい」
「Q.きょうは終わってからどうするんですか?温泉に行きます!そしてご飯食います!」
5年生男子決勝は、KSS健生館長崎支部の岸川春道選手と平成館の井手陽汰選手が対戦。井手選手が得意技の膝蹴りで技ありを奪い、合わせて1本で
優勝しました。
【井手陽汰選手(小5)】
「もっと強くなって上級に出て全日本大会に行きたいです」】
6年生女子決勝は、肇新会・村上道場の早崎杏選手と平成館・井手口葵選手が対戦。この日、12歳の誕生日だった白・井手口選手が延長戦の末、判定勝ちで優勝しました。
【井手口葵選手(小6)】
「6年生になって初めての試合で誕生日に優勝出来てうれしいです」
中学2・3年生男子決勝は、梅香崎中・長尾龍虎選手と淵中・髙尾慈樹選手が対戦。ともに中学3年生で誠勇館・稲佐道場所属です。白・髙尾選手が後ろ回し蹴りを仕掛けると、赤・長尾選手は、回し蹴りや前蹴りで反撃。普段から一緒に稽古し、全国大会出場経験を持つ実力者同士。再延長戦にもつれた激闘は審判5人による旗判定へ…白5本で髙尾選手が優勝しました。
【髙尾慈樹選手(中3)】
「優勝できてうれしいです」「みんなに慕われるような選手になりたいです」「(目標は)全国入賞です」
【長尾龍虎選手(中3)】
「とても悔しいです」「相手に感謝を持ちながら頑張ります」