被爆から80年の節目となる今年の平和祈念式典で「平和への誓い」を読み上げる被爆者代表の候補が7人に絞られました。
15日に開催された2回目の審査会で5人の委員が、応募した12人の書面審査を行いました。
応募者の年齢は胎内被爆者を含む79歳から93歳の12人(男性9人、女性3人 年齢は2025年4月1日時点)このうち5人が長崎市、1人が諫早市、6人が県外でした。(埼玉、神奈川、岐阜、京都、岡山、熊本)
審査会は非公開で行われ、これまでの「平和活動」や「世界の人の心に響く発信力」を重視し、79歳(胎内被爆者)から93歳(被爆当時13歳)までの男性7人が選考を通過しました。7人の居住地は長崎市が3人、諫早市が1人、県外が3人で、このうち5人は過去にも応募しています。
平和祈念式典「平和への誓い」代表者審査会調漸審査会会長:
「被爆80年、戦後80年でもありますし本当に節目の年。被爆者の証言っていうのは貴重ですから、世界に対する発信力もあるわけですから。やっぱりですね、訴える力です。世界の人の心に響くかっていうところが評価の大事なポイントになると思います」
6月上旬ごろ、「自らの被爆体験」や「平和への思い」を語る5分程度の映像を加えて最終審査を行い、代表者1人を決定します。