県美術館で12日から開館20周年を記念したコレクション展が始まります。23日までは無料で観覧できます。
長崎県美術館は、2005年4月23日に開館し、この20年で700万人以上が来館しました。
長崎県美術館・小坂智子館長:
「長崎県美術館は引き続き美術館の基礎を成す、事業を確実に継続して参ります。同時に、これからはこれまで以上に地域における役割を果たして参りたい」
12日に始まる「開館20周年記念コレクションの在りかー現在地をみつめて」。ピカソやミロ、ダリなど著名な作家の作品など約8900点のコレクションの中から厳選した作品122点を3章に分けて展示します。
第1章は「スペイン美術」。
第二次世界大戦時に特命全権公使としてスペインに派遣された須磨彌吉郎が現地で収集し、その一部が1970年に長崎県に寄贈されました。
第2章は「長崎ゆかりの美術」。
主に明治時代以降の長崎県出身者の作品や、長崎で制作した作品など長崎との関わりを持つ作品75点が並びます。
第3章は「コレクションの在りか現在から未来へ」。
開館から20年間で収集した作品約4000点の中から厳選した18点の作品が並びます。
企画展は6月29日まで。開館20周年を記念し、12日から23日(水)までは無料で観覧できます。