長崎市が生産量全国1位を誇るビワ。ハウスで収穫されたビワの本格的な出荷シーズンの始まりを告げる出発式が行われました。
みずみずしく、果肉が柔らかいビワ。糖度は12度以上で、甘みが強いのが特長です。
高品質なものは、市場で500グラム4000円で取引されていて、贈答用として台湾や東南アジアなどの海外にも輸出されています。
去年秋ごろ、気温が高い日が続き、花の開花が遅れた影響で、出発式は去年より5日、2003年より1カ月以上も遅くなりました。燃油価格の高騰にも苦しめられましたが、例年よりも甘く、みずみずしい出来になったといいます。
けさは関東や関西方面におよそ200箱、105キロが出荷されました。
JA長崎せいひ長崎ハウスびわ部会・森純幸部会長:
「自慢できるところは甘さと初夏を感じさせる味わいだと思っているので全国の方に食べていただきたいと思います」
ハウスビワの出荷量は、県全体で約195トンを見込んでいて、半数以上が長崎市からの出荷です。
出荷のピークは4月中旬から5月上旬に迎え、露地のビワも5月下旬ごろに迎えます。