全国初の取り組みです。松浦市と、通信教育大手ベネッセコーポレーションが松浦高校生の進路の悩みに全国の大学生が応じる連携協定を結びました。
締結式で松浦市、松浦高校、ベネッセの3者が協定書を交わしました。
松浦市は少子化で児童生徒数が減少傾向にあり、中学生の約6割が市外の高校に進学するなど進学者の流出の課題を抱えています。また生徒数約200人の松浦高校は、松浦市内唯一の高校で近くに大学もなく、生徒が大学生と接する機会が少ないのが現状です。
ベネッセは、運営する進研ゼミのオンラインサービスのノウハウを生かし、来月から希望する松浦高校生に全国の大学生がオンラインで進路の悩みや学習方法などの相談に応じます。
友田吉泰・松浦市長:
「子どもたちが大きく成長するきっかけにこの取り組みがつながっていくのではないかと期待しているところであります」
舟越裕・松浦高校長:
「今後もこういった新しいチャレンジを松浦高校はしながら地域の中学生に行きたい学校、選んでもらえる学校にしていきたい」
ベネッセコーポレーション・黒木祥紀・オンラインサービス開発部長:
「今回の事業で得た知見を松浦市はもちろん同様の課題を抱える高校や自治体の支援に生かすとともに通信教育サービスにも還元してそちらの向上にも生かしていければと考えております」
費用は松浦市が補助し、生徒の負担は月額1000円、月に2回、1回あたり15分、マンツーマンで相談に応じます。
現在、約50人の生徒が利用を希望しているということです。